そのまま使える！修了式・終業式で先生に贈る感謝の言葉【連絡帳メッセージ例】

学年や学期の締めくくりとなる修了式・終業式。

この節目に、担任の先生へ一年間または学期の感謝の気持ちを伝えたいと感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。

特に低学年では、子どもが自分で感謝を伝えるのが難しいため、連絡帳を活用するのが効果的です。

この記事では、連絡帳で感謝を伝える最適なタイミングや書き方のポイント、さらにそのまま使える実例メッセージを多数紹介しています。

短い文でも心が伝わるコツを押さえれば、先生にとっても忘れられないメッセージになります。

修了式・終業式に担任へ感謝を伝える意味
1. 節目にメッセージを送ることの意義
2. 先生にとってメッセージが持つ価値
連絡帳で感謝を伝えるベストなタイミング
感謝メッセージを書くときの基本ポイント
修了式におすすめの感謝メッセージ例
終業式におすすめの感謝メッセージ例
1. 学期ごとの成長を振り返る例文集
2. 短くても心が伝わるシンプル例文集
そのまま使えるフルバージョン例文集
1. 修了式に使える長めの例文（正式文体）
2. 終業式に使える長めの例文（柔らかい文体）
学年や子どもの様子に合わせた書き方アレンジ
感謝を伝えるときに注意すべき点
1. 長文になりすぎない工夫
2. 比較や過剰表現を避ける理由
まとめ

修了式・終業式に担任へ感謝を伝える意味

修了式や終業式は、子どもたちにとっても家庭にとっても、一つの節目となる大切な日です。

そのタイミングで担任の先生へ感謝を伝えることには、大きな意味があります。

ここでは、なぜこの時期に感謝を伝えることが大切なのかを見ていきましょう。

節目にメッセージを送ることの意義

修了式や終業式は、学期や学年の区切りとなるタイミングです。

この節目に感謝を伝えることで、子どもが安心して次のステップへ進めるようになります。

「終わりよければすべてよし」という言葉のように、感謝を言葉にすることで1年間を気持ちよく締めくくれるのです。

タイミング	意味合い
修了式	一年間の総まとめとしての感謝を伝える
終業式	その学期の成長や出来事を振り返り感謝を伝える

先生にとってメッセージが持つ価値

先生にとっても、保護者からの言葉はとても大切な励みになります。

毎日の授業や生活指導の中で、保護者からのメッセージは「自分のサポートが子どもや家庭に届いている」と実感できる瞬間です。

特に年度末は先生も多忙で疲れが出やすい時期ですが、感謝の言葉は前向きな気持ちにつながります。

ちょっとした言葉でも、心を込めて書けば先生の記憶に残るものになります。

連絡帳で感謝を伝えるベストなタイミング

せっかく感謝の気持ちを伝えるなら、先生にしっかり読んでもらえるタイミングが大切です。

修了式や終業式は先生も子どもたちも忙しく、当日にゆっくり読むのは難しいことがあります。

ここでは、どのタイミングで連絡帳に書くのが望ましいかを解説します。

修了式当日に書くとどうなる？

修了式当日は、先生が通知表や荷物の確認、最後の学級活動などで大忙しです。

そのため、当日の朝に連絡帳へ感謝を書いても、十分に読んでもらえないことがあります。

特に低学年の担任は、子ども一人ひとりのサポートで手一杯になりやすいので注意が必要です。

タイミング	メリット	デメリット
修了式当日	最後の挨拶として直接伝えられる	先生が読む時間がほとんどない

前日に書くのが望ましい理由

もっともおすすめなのは修了式や終業式の前日に書くことです。

このタイミングなら先生も落ち着いて連絡帳を確認でき、感謝の言葉をしっかり受け取ってもらえます。

前日に渡せば、当日に先生からの返事をいただける可能性も高まります。

タイミング	メリット	デメリット
修了式・終業式の前日	先生が落ち着いて読める／返事をもらえる可能性がある	少し早めに準備が必要

終業式での適切なタイミング

終業式は学期ごとの区切りなので、修了式ほど慌ただしくはありません。

ただし、それでも先生は成績処理や学級まとめで忙しい時期です。

可能であれば、こちらも前日や数日前に感謝の言葉を添えると安心です。

「この学期、本当にありがとうございました」と短く添えるだけでも十分に伝わります。

タイミング	メリット	デメリット
終業式数日前〜前日	余裕を持って伝えられる	伝える日を忘れないように注意

感謝メッセージを書くときの基本ポイント

感謝の気持ちを伝えるときに大切なのは、形式よりも心がこもっているかどうかです。

ただし、ちょっとした工夫でより伝わりやすくなるので、ここでは基本のポイントを整理します。

丁寧で簡潔な文章を心がける

長文を書く必要はなく、2〜4文程度でも十分に気持ちは伝わります。

「ありがとうございました」「お世話になりました」といった丁寧な表現を入れるだけで、文章の印象が大きく変わります。

長すぎると先生の負担になってしまうので、簡潔さを意識しましょう。

文章の長さ	印象
短すぎる	気持ちが十分に伝わらない可能性
適度（2〜4文）	簡潔で読みやすく伝わりやすい
長すぎる	先生が読むのに負担を感じる場合がある

子どもの成長や具体的な出来事に触れる

先生にとって一番うれしいのは、子どもの成長や努力が伝わることです。

「毎日楽しそうに学校へ通えました」「授業で発表ができるようになりました」など、具体的に書くと印象的になります。

エピソードを一つ入れるだけで、メッセージの温かみがぐっと増します。

書き方	例
抽象的	子どもが成長しました。
具体的	音読を毎日続けるうちに、自分から読めるようになりました。

感情を素直に表すことの大切さ

感謝の言葉は難しく考えず、素直に書くのが一番です。

「うれしかったです」「助かりました」などシンプルな表現でも十分伝わります。

かしこまりすぎるよりも、自然な気持ちをそのまま書くことを意識しましょう。

表現方法	例
堅すぎる	この度は格別なるご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
自然で素直	毎日見守ってくださり、本当にありがとうございました。

修了式におすすめの感謝メッセージ例

修了式は一年間のまとめとなる特別な日です。

このタイミングで伝える言葉は、子どもと保護者の一年間の感謝をしっかり込めることが大切です。

ここでは、実際に使える修了式向けのメッセージ例を紹介します。

一年間の学びを振り返る例文集

一年間の成長や学びに触れることで、先生への感謝がより具体的に伝わります。

「一年間、大変お世話になりました。毎日楽しく学校に通えたのは先生のおかげです。」
「一年を通して多くの学びがあり、子どもの成長を感じました。温かいご指導をありがとうございました。」
「この一年間、学校が大好きでいられたのは先生の支えがあったからです。感謝の気持ちでいっぱいです。」

メッセージタイプ	例文
成長の振り返り	「できることが増え、自信を持てるようになったのは先生のおかげです。」
学校生活全般	「毎日楽しく学校に通えました。安心して学べる環境を作っていただきありがとうございました。」

先生のサポートへの感謝を伝える例文集

先生が子どもを支えてくれたことへの感謝を中心にすると、心が伝わりやすくなります。

「困ったときに優しく声をかけていただき、とても心強かったです。ありがとうございました。」
「先生の温かい励ましのおかげで、挑戦する気持ちが育ちました。」
「毎日子どもを見守ってくださり、本当に感謝しております。」

新年度につなげる言葉を添えた例文集

来年度に期待やお願いを込めたメッセージも、修了式の場面にふさわしいものです。

「来年度も先生のご指導を仰げると嬉しいです。引き続きよろしくお願いいたします。」
「次の学年でも今回学んだことを活かして成長してほしいと思っています。先生のご指導に感謝します。」
「新しい一年も良いスタートが切れるよう、引き続き見守っていただければ幸いです。」

修了式のメッセージは、一年間の感謝とこれからへの期待をバランスよく盛り込むことがポイントです。

終業式におすすめの感謝メッセージ例

終業式は学期の区切りです。

修了式ほど大きな区切りではありませんが、その学期での学びや子どもの様子を伝えることで先生への感謝が自然に届きます。

ここでは、終業式向けの具体的な例文を紹介します。

学期ごとの成長を振り返る例文集

一学期、二学期、三学期など、学期ごとの成長や出来事を振り返りながら伝えると効果的です。

「一学期、大変お世話になりました。学校での様子を楽しそうに話してくれるのを聞き、安心しています。」
「二学期は行事を通して大きな成長を感じました。先生のご指導に心より感謝しております。」
「三学期では、自分から宿題に取り組む姿勢が見られました。先生のおかげで学びの習慣が身についたように思います。」

学期	例文
一学期	「学校に慣れることができたのは先生のおかげです。ありがとうございました。」
二学期	「発表会で自信を持って取り組めたのは、先生の支えがあったからです。」
三学期	「学年のまとめを落ち着いて迎えられたことに感謝しています。」

短くても心が伝わるシンプル例文集

終業式は簡潔にまとめるのもおすすめです。

特に多忙な先生には、短い言葉でも十分気持ちが届きます。

「今学期も温かいご指導をありがとうございました。」
「おかげさまで楽しく学校生活を送ることができました。」
「次の学期もよろしくお願いいたします。」

終業式のメッセージは、その学期の出来事に触れながら、短くても心のこもった言葉を添えることがポイントです。

そのまま使えるフルバージョン例文集

ここでは、連絡帳にそのまま書けるような長めの例文を紹介します。

正式な文体と、柔らかい文体の2種類を用意しました。

「文章を整えるのが苦手」という方でも、このまま使える形になっています。

修了式に使える長めの例文（正式文体）

「〇〇先生、この一年間、大変お世話になりました。

先生のクラスで学ぶことができたことは、子どもにとっても、私たち保護者にとっても大きな喜びでした。

先生のご指導や温かい見守りのおかげで、子どもは安心して学校生活を送り、たくさんの成長を見せてくれました。

来年度も先生のもとで学ぶことができれば幸いですが、いずれにしても先生の今後のご活躍を心よりお祈りしております。

一年間、本当にありがとうございました。」

終業式に使える長めの例文（柔らかい文体）

「〇〇先生、今学期も大変お世話になりました。

行事や授業を通して、子どもが自信を持って取り組めるようになったことをうれしく思っています。

先生がいつも温かく励ましてくださったおかげで、毎日学校を楽しみにして通う姿を見ることができました。

次の学期も、先生のご指導のもとでさらに成長できるよう、引き続きよろしくお願いいたします。

心より感謝申し上げます。」

使用場面	文体	特徴
修了式	正式文体	一年間を総括する丁寧な言葉づかい
終業式	柔らかい文体	その学期の出来事を振り返りつつ温かく伝える

フルバージョン例文は、先生への気持ちをより丁寧に伝えたいときにおすすめです。

学年や子どもの様子に合わせた書き方アレンジ

感謝のメッセージは、子どもの学年や性格に合わせて少し工夫すると、より自然に伝わります。

ここでは、低学年・中学年・高学年ごとにおすすめの書き方のアレンジ例を紹介します。

低学年に適した伝え方

小学校に入ったばかりの低学年は、生活面のサポートに感謝するメッセージが伝わりやすいです。

「毎日安心して学校に通えたのは先生のおかげです。温かく見守ってくださりありがとうございました。」
「学校が楽しい場所だと感じられるようになったのは、先生のお力添えのおかげです。」

ポイント	具体例
生活面	「持ち物の準備を毎日見守っていただき助かりました。」
安心感	「学校を楽しみに登校できました。」

中学年に適した伝え方

中学年は学習面や友達関係での成長を盛り込むと効果的です。

「授業に自信を持って取り組む姿が見られるようになりました。先生のご指導のおかげです。」
「友達と協力して活動できるようになったのは、先生が導いてくださったおかげです。」

ポイント	具体例
学習面	「算数に前向きに取り組めるようになりました。」
人間関係	「クラスでの協力の大切さを学びました。」

高学年に適した伝え方

高学年では自立や責任感に関連する言葉を添えると、よりふさわしいメッセージになります。

「自分で考えて行動できるようになったのは先生のご指導のおかげです。」
「責任を持って学級の仕事をやり遂げられるようになりました。ありがとうございました。」

ポイント	具体例
自立	「自分の考えを発表できるようになりました。」
責任感	「当番活動にしっかり取り組む姿を見せてくれました。」

子どもの学年や成長段階に合わせて感謝を表現することで、より温かく伝わります。

感謝を伝えるときに注意すべき点

感謝のメッセージは気持ちを込めて書くことが大切ですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。

ここでは、先生にとっても読みやすく、自然に伝わるための工夫を紹介します。

長文になりすぎない工夫

感謝の気持ちが大きいと、どうしても文章が長くなりがちです。

しかし、連絡帳は先生にとっても日常的に使うツールです。

あまりに長文になると、先生が読む時間を確保するのが難しくなります。

2〜4文程度を目安にまとめると、気持ちが伝わりやすくなります。

文章の長さ	印象
1文のみ	シンプルだが少し物足りない場合も
2〜4文	簡潔で読みやすく伝わりやすい
5文以上	思いは伝わるがやや長く感じられる

比較や過剰表現を避ける理由

「ほかの子よりできました」など、他の子どもと比較するような書き方は避けるようにしましょう。

また、感謝を伝えたい気持ちから過度に褒めすぎると、不自然に感じられる場合もあります。

自然体で、自分の子どもの成長に焦点を当てた言葉が一番心に響きます。

NG表現	代替例
「ほかの子より成績が伸びました」	「学習への前向きな姿勢が身につきました」
「先生のおかげで完璧に成長しました」	「先生のおかげで一歩ずつ成長できました」